■ Lico com Choro Club /. 「Ingênuo」
10月1日リリース!
ショーロクラブ初の全曲ブラジルカバーのアルバムに!
新生フォホーシンガーLicoさんのデビューアルバム!
沢田穣治はプロデユースし全曲ショーロクラブが参加!
■Choro Club / Caleidoscópio
再プレスしました。
■沢田穣治 音楽 sound track 「コザママ♫ 歌って! コザのママさん!!」 中川陽介監督作品
■CDの他未発表の音源ファイルの販売も進めて行く予定です!
Lico com Choro Club /. 「Ingênuo」[ リコ with ショーロクラブ]
¥2,500
10月1日リリース予定です。 注文を受け付けますが発送は10月1日以降になりますのでご了承ください。 製品番号:SRT 001 製品名:Ingenuo レーベル:Sertão Records(今回を機に自主レーベル立ち上げました) Lico com Choro Club アルバム「Ingênuo」 1. Orixa de Frente / Roque Ferreira 2. Odalisca / Guinga / Aldir Blanc 3. Ingênuo / Paulo César Pinheiro / Benedito Lacerda / Pixinguinha 4. Forró Transcendental / Kiko Horta 5. Gostoso Demais / Dominguinhos / Nando Cordel 6. Oyá Oyá / Chico Saraiva / Délcio Carvalho 7. O que é o que é / Gonzaguinha Produced by Jyoji Sawada Lico:Vocal, Triangle Choro Club are Oh Akioka : Bandlim Shigeharu Sasago : Guitar Jyoji Sawada : Contrabass, Fretless Bass, Piano Recorded at MOURI ART WORKS STUDIO Mixing / Mastering at foxyroom Recording, Mixing & Mastering Engineer : Takehiko Kamada Assistant Engineer : Satoru Ikeda Reacording Date : 2024/7/1-2 Design : Tom Mizuta Picture : Tomomi Takeuchi Special Thanks : MOURI ART WORKS STUDIO Natalia Harumi Michiko Takahashi Hideaki Uchida Chizu Azuma 【レコ発ライブ情報】 東京 10/10(木)楽屋 open:18:30 start:19:30 mc ¥4000 https://www.rakuya.asia 大阪 10/24(木)CHOVE CHUVA open19:00 start19:30 mc ¥4000 http://www.chovechuva.com 千葉 12/1(火)カルトーラ ※詳細調整中 https://cafe-cartola.jimdo.com
映画「コザママ♪ うたって!コザのママさん!!」 サウンドトラック / 沢田穣治
¥3,000
沢田穣治による中川陽介監督作品「コザママ♫ 歌って! コザのママさん!!」サントラがリリース 今こそ青春と人生を取り戻せ! ベトナム戦争時、コザ照屋地区には黒人が集い、ソウルやR&Bを聴かせる店が数多く存在した。 その空気の中で育った少女たちは本格R&Bバンド『銀天ガールズ』を結成。そして『銀天ママサンズ』として復活した! 作中で炸裂した、ポップでキュートな沢田穣治のオリジナルR&Bのサウンドトラックアルバムが完成! これまで自身でレーベルを立ち上げ「武満徹ソングブック」「No Nukes Jazz Orchestra」など数々の良質な音楽を産み出し高い評価を得てきた音楽家・沢田穣治が、2020年、さらなる高みを目指し新レーベルを立ち上げた「アンノウン サイレンス(Unknown Silence)」からのリリース。 「コザママ㽈 歌って ! コザのママさん !!」 2022年。コザの街を歩いた。ロックで有名なゲート通りじゃなく、コザ十字路近くの銀天街。コザの斜陽が叫ばれて長いが、なかでも銀天街は瀕死の状態に見えた。商店のシャッターが開いてない。たまに開いている店があっても、何の店なのかよくわからない。汗を拭きつつ、銀天街を抜けてさらに奥の照屋の街へ。その昔、黒人兵向けの歓楽街があった、通称「黒人街」だ。 1961年生まれの私より、年は上だろう。棟梁の手作り感満載の不思議な建築物が立ち並ぶ。紫、オレンジ、ピンク、水色。老いを隠すため厚く塗られたさまざまな色彩が、強烈な太陽に炙られている。誰かの夢の中にいるような気がした。同行した音楽家の沢田穣治は「なるほど。こりゃあ」と言ったきり、あとはずっとニコンのファインダーをのぞいている。ジョージさんに映画音楽をお願いする時は「ああだこうだ」と注文をつける必要はない。脚本を渡し、一緒に現場を歩けば、あとはこちらの想像を軽々と超えるスコアを書いてくれる。経験上そのことを知っている私は、「じゃあ、そんな感じで」と言って、銀天街を後にし、那覇に戻るとテビチ食べ放題の店で気の済むまでテビチを食べた。 「黒人街」が舞台の映画なので、音楽も「ブルースを」という私の注文に、ジョージさんが出した答えがこのサントラだ。黒人音楽を模倣することなく、いつもの沢田節に、ブラックミュージックのフレイバーを少々。 ジャンルの垣根など自由に飛び越し、遊ぶ。それがジョージさんのいいところ。出来上がった音楽を聞いて、脚本に新しいセリフが増えた。「ブルースも島唄も同じよ。悲しむ人に寄り添う音楽だもの」ジョニーさん演じる理事長が、古い持ち歌を聞かせた後でコザママたちに言う言葉。 そう。いい音楽に、ジャンルはいらない。 2023年10月20日、沖縄スターシアターズ系で公開の映画「コザママ♪」劇中歌「青鳩の島」。「でいご」「大丈夫」などヒット曲をもつjimama(映画初出演・初主演)が歌唱。 子どもを思う母親の気持ちをブルージーに歌い上げる! 作詞:中川陽介 作曲:沢田穣治 https://youtu.be/0IOvyBBKcD0?si=ocVdH8ItpnS_1n32
ショーロクラブ『カレイドスコーピオ』|Choro Club 『Caleidoscópio』(UKSL-0013)
¥3,000
前作「musica bonita」から6年・・・お待たせしました!シン・ショーロクラブが始まります。 12枚目のオリジナルアルバム「Caleidoscópio」(カレイドスコーピオ) 2023年9月27日ついにリリース決定。 これまで自身でレーベルを立ち上げ「武満徹ソングブック」「No Nukes Jazz Orchestra」など 数々の良質な音楽を産み出し高い評価を得てきた音楽家・沢田穣治が、2020 年、さらなる高みを目指し新レーベルを立ち上げる。 その名は「アンノウン サイレンス(Unknown Silence)」。 収録曲 1. かまいぬむい / Kamai-nu-mui 2. Doce de Feijão ( com manteiga ) 3. Valsa de Concertina 4. 眠れる空 / Céu Adormecido. 5. Uma Estrada Sinuosa 6. 風のワルツ / Valsa da Brisa. 7. Kaleido Scope 8. Memórias #2 9. Vamos para o Sítio! 10. Numa Toada 11. Anoitecer 12. Giro Luminoso 13. あなたの不思議 / Your Strange 14. Sizzlin Composed by Oh Akioka M-02.03.08.10. Shigeharu Sasago M-01.04.06.09.12. Jyoji Sawada M-05.07.11.13.14 Produced by Choro Club <ショーロ・クラブ・プロフィール> バンドリン秋岡欧、コントラバス沢田穣治、ギター笹子重治による日本随一の ブラジル音楽ショーロユニット。 ブラジルの伝統的な都市型インストゥルメンタル・ミュージック「ショーロ」に インスパイアされながらも、全く独自のサウンドを創造する。 1990 年からファンハウスレコードより5枚のCDを発表したのを皮切りに、 現在までにソニーレコード、キングレコード、オーマガトキ、ビクター、ソング X ジャズ、日本コロムビアなどから計24枚のCDをリリースしている。 近年の活動としては、2017 年には久々のオリジナル作品集「musica bonita」を 発表。2020 年には9人のヴォーカリストを迎えて、武満徹のポピュラーソング を網羅した「武満徹ソングブック・コンプリート」を発表。
武満徹ソングブック-コンプリート ショーロクラブwithヴォーカリスタス
¥4,000
SOLD OUT
■武満徹ソングブック コンプリート All Compositions by Toru Takemitsu Live Recording : Disc2-M7&11 [ DISC1 ] 2011年発売「武満徹ソングブック」と同内容 [ DISC2 ] 初収録 ショーロクラブ with ヴォーカリスタス アン・サリー、おおたか静流、沢知恵、おおはた雄一、松田美緒、松平敬、tamamix、畠山美由紀、優河 「ショーロクラブ」は秋岡欧(バンドリン)、笹子重治(ギター)、沢田穣治(コントラバス)で構成された弦楽トリオ。 2011年7月、現代音楽の大家・武満徹(1930-1996)が遺した歌(ポップソング)を、7人のヴォーカリスト(アン・サリー、おおたか静流、おおはた雄一、沢知恵、tamamix、松田美緒、松平敬)を迎え、『武満徹ソングブック』 (SONGX-006)としてリリース。 現代作曲家が、ポップソングとも言われる「歌」に託した想いをヴォーカリスタスと共にショーロクラブが紡ぎ、発売以来名盤として聴き継がれていた。 そして2020年、BETTER DAYSレーベルへと移り、ライヴ音源含む未収録音源を追加し全曲を網羅したコンプリート盤としてリリースする。ヴォーカリスタスとして新たに畠山美由紀、優河が加わり、ライブ音源では現代を代表する詩人であり、武満徹と共に作品を多く創り続けた谷川俊太郎が参加している。 印象的な表紙含む写真は前作に引き続き福井哲也氏の写真を使用し、追加で武満徹×谷川俊太郎の2ショットを北代省三氏の写真(岡本太郎美術館所蔵)から使用している。 武満徹生誕90周年を記念し、今秋、ソングブックのコンサートが企画されている。 武満 徹 Toru Takemitsu 1930年東京生まれ。幼少時代を父親の勤務地である満洲の大連で過ごす。1937年、小学校入学のために単身帰国する。長じて戦時中に聞いたシャンソン『聴かせてよ、愛のことばを』で音楽に開眼。戦後、作曲を志して清瀬保二に師事するが、実際にはほとんど独学で音楽を学んだ。 1950年、処女作であるピアノ曲『2つのレント』を発表。当時の音楽評論界の御意見番的存在だった山根銀二によって、「音楽以前である」と酷評されたことは有名な逸話となった。 1951年には詩人の瀧口修造の下で、『実験工房』結成メンバーに加わり、いわゆる前衛的手法に沈潜する。転機となったのは1957年、結核の病床で書いた『弦楽のためのレクイエム』。この厳しくも美しい作品は、来日したストラヴィンスキーよって絶賛され、武満徹の名を世界に知らしめることとなった。 1967年、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の創立125周年記念作品をバーンスタインから委嘱され、琵琶と尺八、オーケストラとによる協奏的作品『ノヴェンバー・ステップス』を発表。この成功が作曲家の名声を決定的のものにした。晩年にはオペラの創作にも取り組んだが、1996年2月20日、膀胱ガンのため逝去。残念なことに唯一のオペラは完成をみなかった。享年65歳。 1.翼 編曲/秋岡欧 2.めぐり逢い vo:アン・サリー 作詞/荒木一郎 編曲/笹子重治 3.うたうだけ vo:沢知恵 作詞/谷川俊太郎 編曲/秋岡欧 4.明日ハ晴レカナ、曇リカナ vo:おおたか静流 作詞/武満徹 編曲/沢田穣治 5.島へ vo:おおはた雄一 作詞/井沢満 編曲/笹子重治 6.恋のかくれんぼ vo:tamamix 作詞/谷川俊太郎 編曲/沢田穣治 7.小さな空 編曲/秋岡欧 8.見えないこども vo:松平敬 作詞/谷川俊太郎 編曲/笹子重治 9.ワルツ~映画「他人の顔」より vo:松田美緒 作詞/岩淵達治 編曲/沢田穣治 10.死んだ男の残したものは vo:アン・サリー 作詞/谷川俊太郎 編曲/沢田穣治 11.三月のうた vo:おおたか静流 作詞/谷川俊太郎 編曲/沢田穣治 12.燃える秋 vo:沢知恵 作詞/五木寛之 英詞/Ella Louise Rutledge & Kiristi Kaldo 編曲/笹子重治 13.翼 vo:松田美緒 作詞/武満徹 編曲/秋岡欧 14.MI・YO・TA vo:おおたか静流、沢知恵、アン・サリー 作詞/谷川俊太郎 編曲/ショーロクラブ 15.MI・YO・TA 編曲/秋岡欧 DISC2 1.小さな空 vo:おおたか静流 作詞/武満徹 編曲/ショーロクラブ 2.燃える秋 vo:優河、おおはた雄一 作詞/五木寛之 編曲/沢田穣治 3.昨日のしみ vo:松平敬 作詞/谷川俊太郎 編曲/笹子重治 4.さようなら vo:畠山美由紀 作詞/秋山邦晴 編曲/笹子重治 5.素晴らしい悪女 vo:松田美緒 作詞/永田文夫 編曲/笹子重治 6.ヒロシマという名の少年 編曲/笹子重治 7.〇と△の歌 vo:沢知恵、松平敬 作詞/武満徹 編曲/ショーロクラブ 8.小さな部屋で vo:アン・サリー 作詞/川路明 編曲/笹子重治 9.雲に向かって起つ vo:松平敬 作詞/谷川俊太郎 編曲/ショーロクラブ 10.ぽつねん vo:おおはた雄一 作詞/谷川俊太郎 編曲/ショーロクラブ 11.3たす3と3ひく3 vo:沢知恵 他 ショーロクラブwith ヴォーカリスタス、谷川俊太郎 作詞/谷川俊太郎 12.雪 vo:おおたか静流 作詞/瀬木慎一 編曲/沢田穣治 13.雪 編曲/秋岡欧
[ GEORGE CRUMB Makrokosmos, Vol.Ⅱ+ ] Mizuha Nakagawa UKSL-0012
¥2,730
SOLD OUT
難解な楽譜と難易度の高い内部奏法の為演奏できるピアニストも少ないと言われるジョージ・クラムの作品。その難関にピアニスト中川瑞葉がコンサート形式の一発録音で挑戦。忠実に再現された12のファンタジーは感動的。 『GEORGE CRUMB Makrokosmos, Vol.Ⅱ』/Mizuha Nakagawa Twelve Fantasy-Pieces after Zodiac for Amplified Piano 01. Morning Music (Genesis II) Cancer 02. The Mystic Chord Sagittarius 03. Rain-death Variations Pisces 04. Twin Suns (Doppelganger aus der Ewigkeit) [Symbol] Gemini 05. Ghost-Nocturne: for the Druids of Stonehenge (Night-Spell II) Virgo 06. Gargoyles Taurus 07. Tora! Tora! Tora! (Cadenza Apocalittica) Scorpio 08. A Prophecy of Nostradamus [Symbol] Aries 09. Cosmic Wind Libra 10. Voices from "Corona Borealis” Aquarius 11. Litany of the Galactic Bells Leo 12. Agnus Dei [Symbol] Capricorn Music by George Crumb Performed by Mizuha Nakagawa Produced by Jyoji Sawada for Unknown Silence DSD recorded, mixed and mastered by Seigen Ono at Saidera mastering 注)ジョージクラム作品CDに関して 在庫商品ですのでジャケデザインが異なります。
『correspondence ─ 往復書簡』 Jyoji Sawada + Simon Fisher Turner + Takashi Mori
¥2,200
購入特典! ロンドン在住の作曲家 サイモンフィッシャーターナーのサイン入りポストカード! □ CDアルバム作品『correspondence ─ 往復書簡』とは、、、 約20年前に沢田とターナーがあるダンスパフォーマンスのためにお互いの録音データを郵送し合いながら作り上げた音楽を、エンジニアの森崇がリミックス/コラージュを施し新たな作品として完成させた音楽作品です。 時代考証を拒むかのようなフィールドレコーディング音源が多用され、時間の停滞や空白、そして対話と距離の関係をも内包するこのエレクトロアコースティック作品群が、パンデミック以降の日常を生きる私たちの耳に暖かく、心地よく響くのは何故でしょうか。 音のみならずさまざまな方法でアウトプットされる彼らの『往復書簡』の最新形を、どうかご体験ください。 [ correspondence ─ 往復書簡 ] / Jyoji Sawada + Simon Fisher Turner + Takashi Mori Unknown Silence 試聴サイトはこちら https://www.unknown-silence.com/uksl-0011 往復書簡〜correspondence〜@アップリンク京都 SpecialLive digest short https://youtu.be/XWmAaAfwhkw
Contra Banda / 沢田穣治
¥2,200
自身の出発点であるJAZZ音楽へのオマージュ的ソロアルバム 沢田穣治「Contra Banda」 CD発売:2021月12月予定 Tunes他デジタル配信:2021年11月 [ Contra Banda ] Jyoji Sawada Shinichiro Mochizuki Takayoshi Baba Kazumi Ikenaga Yuka Kido 1. Life is fleeting dream 2. Strange landscape 3. Sorane 4. Yukiakari 5. Contra Banda #1 6. Contra Banda #2 7. Monochrome all compositioned by Jyoji Sawada 沢田穣治 Jyoji Sawada / ContraBass 望月慎一郎 Shinichiro Mochizuki / piano 馬場孝喜 Takayoshi Baba / guitar 池長一美 Kazumi Ikenaga / drums special guest 城戸夕果 Yuka Kido / flute (tr03、 tr07) Rec at MOURI ART WORKS STUDIO [ MOURI ART WORKS STUDIO] Recording. Mixing. Mastering Engineer by Takehiko Kamada #2141 『沢田穣治/Contra Banda』 text by Hiro Honshuku ヒロ・ホンシュク https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/joji-sawada-contra-banda/ レーベルサイト (Contra Banda ) https://www.unknown-silence.com/uksl-0010 https://youtu.be/1juLVFi2AlA
Trio 2019. / Shin-ichiro Mochizuki . Miroslav Vitous . Shinya Fukumori
¥2,200
『望月慎一郎 / Trio 2019』 望月慎一郎 Shin-ichiro Mochizuki: piano ミロスラフ・ヴィトウス Miroslav Vitous: contrabass 福盛進也 Shinya Fukumori: drums 矛盾の共存 沢田穣治(Unknown Silence) Trio 2019がアンノウンサイレンスからリリースされます。 Unknown Silenceのコンセプトは沢田穣治プロデユースですが今回はプロダクト進行を担当させていただきましました。 今更の告知、もちろん世の中では周知されていませんでしたが、沢田穣治がソングエクスのオーナー時に招聘されたミロスラフヴィトウス氏と、同じ時期来日中の福盛進也氏と共に沢田が日本の逸材と評価してやまないピアニスト望月慎一郎との素晴らしいトリオでのアルバムを新しく京都で立ち上げたUnknown Silenceよりリリースする運びになりました。 レコーディングは望月が古くから信頼を寄せているPICCOLO AUDIO WORKS松下真也が担当しました。 マスタリングは自然に恵まれた琵琶湖畔の素晴らしい環境の中に位置するstudioBOSCO、そのハウスエンジニアである森崇氏によるもので録音のすばらしさをさらに引き立てています。 以下アルバム詳細です。 ”Trio 2019” は読んで字のごとく2019年に録音された。 ピアノ Shin-ichiro Mochizuki (望月慎一郎) コントラバス Miroslav Vitous ドラム Shinya Fukumori (福盛進也) この三人が集まる機会を得て作品が誕生した。 楽曲はリーダーである望月慎一郎が主に楽曲を作曲している。 望月の楽曲には、極端に空間芸術的な要素と、伝統的なジャズミュージックの要素が共存している。また、 強さとやさしさ、 タイトであり柔軟、 光と闇、 陰と陽、 静的であり動的、 自然界の美と造形美、 伝統と革新、 このように一見矛盾した要素を同時に表現し共存させることを目指した楽曲群を披露している。 また、今回のトリオ作品では共演者のバックグラウンドを深く理解してプロデュースしようとする意図も強く、共演者のインプロヴァイザーとしてのカラーを存分に引き出している。 レコーディングにまつわるストーリー 望月慎一郎 著 この年、ミロスラフは日本ツアーを行っていたのだが、なんとこの時の彼の来日は25年ぶりであって、日本のジャズファンにとっては特別な年であった。私は思い切ってミロスラフとコンタクトし、舌足らずな言葉と音楽で思いを綴る。 どういうわけか私は天下のミロスラフヴィトウスとベストミュージックを作りだせる自信にあふれていた。 それと同じタイミングで、ドイツで活躍中の福盛進也が日本帰国ツアーをしていた。この時点でもう他のドラマーの選択肢はなかった。私は過去のジャズイベントにて同じステージに立った福盛のサウンドが忘れられずにいた。再会を強く望んでいた。 ところで、なぜ自分はミロスラフとベストミュージックを作り出せる自信を持ち合わせていたか? それは、自分が彼の音楽に育てられたような感覚があったから。 彼の音楽の理解者になりたいと強く思っていたから。 さらに言えば、ミロスラフの音楽は私にとってターニングポイントだった。 その昔、ジャズ”も”できるようになりたい、みたいな浅い考えのクラシック好きの少年がいた。その少年はジャズ”も”できるようになりたいから、いろいろなジャズを耳で聴いて覚えようとしてたくさんのCDをあさった。しかしながら、ミロスラフのリーダー作品“First meeting” や“Journey's End”に出会ったときに考えが変わってしまった。それまでクラシックが洗練された音楽で、ジャズ”も”面白い、などと思っていたことを恥ずかしく思った。作曲とはいったいなんなのか?即興演奏とはいったいなんなのか?考えさせられた。創作の理想形がジャズの作品から見つかってしまい、価値観が揺らいだ。 そういうわけで、おかしな話だが今回のレコーディング作品は、まるで「MiroslavチルドレンによるMiroslavプロデュース」のような要素もある。とはいえこれまでの望月作品同様、ピアノ奏法のオリジナリティは強く健在。そして福盛の美しいサウンドが120%映えるであろうと確信して用意した楽曲群、じっくり聞いていただきたい。 Shin-ichiro Mochizuki (望月慎一郎) プロフィール 1980年、静岡県生まれ。幼少から音楽に触れ、6歳で曲を書きはじめた。13歳の頃には海外でも自作曲を披露し、既に作曲は日常のものとなっていくなかでジャズに出会い、以降は独学で研究を重ねている。 尊敬する宇宙飛行士らの影響を受けてエンジニアへの憧れもあったため音楽大学ではなく工学部へ進学し周囲を驚愕させたが、在籍時は放射線管理区域で実験を繰り返す毎日を送りながらも音楽創作活動を継続しヤマハ講師グレードも取得、音楽研究を片時も忘れなかった。 現在は長野県で半導体・電子部品等の開発技術者を生業としながら、欧州ジャズに近い演奏スタイルを取り入れ、独自の方法論を研究し自作曲の創作活動を精力的に続けている。 2017年、ピアノトリオによる大作アルバム「Visionary」(SONG X 047) をリリース。 2018年、橋爪亮督(sax)をフロントに向かえた「Another Vision」 (SONG X 054) をリリース。 Miroslav Vitous (ミロスラフ・ヴィトウス) プロフィール 6歳でバイオリンを弾き始め、10歳でピアノを弾き、14歳でコントラバスを弾くようになる。かのアントニン・ドヴォルザークも監督を務めたプラハ音楽院でF.ポスタに師事した。音楽院では、兄のアランとヤン・ハマーとトリオで演奏した。ボストンのバークリー音楽大学への奨学金を獲得した後、1966年に渡米。ニューヨークに移り、多くのジャズミュージシャンと共演する。ボブブルックマイヤー、チックコリア、マイルズデイビス、アートファーマー、スタンゲッツ、チャーリーマリアーノ、ハービーマンなど。 1970年に、ウェイン・ショーターとジョー・ザヴィヌルとともにグループウェザーリポートを結成。 3年後、ジョン・サーマン、ケニー・カークランド、ヨン・クリステンセンとともにミロスラフ・ヴィトウス・グループを結成。 1979年、ヴィトウスはボストンのニューイングランド音楽院のジャズ部門のディレクターに就任。 1982年、ヴィトウスはチック・コリアとロイ・ヘインズを再会し、世界をツアーを行う。ECMレーベルにて2枚のアルバムも制作。ピッツバーグ交響楽団とボストンのミュージック・オブ・ビバでの公演もこなしました。同年、ボストンのニューイングランド音楽院にて教育活動を開始し、1984年にはジャズ部門の会長に就任。1988年にヨーロッパに移る。コンサートパフォーマンスとともに多くのクリニックに注力している。未来の音楽のために自分の知識が受け継がれていくことを強く願っている。最近ではクリニックを各国で開催している。韓国、オランダ、サンタテレザ、サルデーニャ、イタリア、ビアリッツ、フランス、ウィーンなど。 Shinya Fukumori (福盛進也) プロフィール 独特で繊細なシンバルワーク、そしてメロディック且つリズミックなインタープレイで演奏を展開させるドイツで活躍中のドラマー。またダイナミクスの幅が広く詩情的なプレイを得意とする。 1984年1月5日、大阪市阿倍野区生まれ。15歳でドラムを始め、17歳の時に芸術高校にて音楽を学ぶために単身で渡米。その後、ブルックヘブンカレッジ、テキサス大学アーリントン校を経て、ボストンのバークリー音楽大学を卒業。 10年間のアメリカでの活動後、2013年に拠点をミュンヘンに移し欧州各国で活動を開始。繊細で巧みなドラム・プレイだけでなく、作曲家としても高い評価を得ている。2017年に自身のトリオで、ECMレーベルから日本人二人目となるリーダー・アルバム«For 2 Akis»を録音し、2018年2月に世界リリース。 現在、トリグヴェ・サイム(sax)、ウォルター・ラング(pf)との新たなトリオの他、リー・コニッツ(as)、フローリアン・ウェーバー(pf)、山下洋輔(pf)など様々なアーティストとの演奏活動、また日本では伊藤ゴロー(g)、佐藤浩一(pf)とのプロジェクト「land & quiet」などで活躍中。 UKSL-0009 | Unknown Silence Romeo Azul / Quiet Answer Trio www.unknown-silence.com [ Trio 2019 ] Shin-ichiro Mochizuki Shinya Fukumori Miroslav Vitous UKSL-0009 UKSL_0009_trio2019+.jpg タイトル: [ Trio2019 ] / Shin-ichiro Mochizuki 価格:¥2,200 (税込) 規格番号:UKSL - 0009 CD発売:2021月10月上旬予定 Tunes他デジタル配信:2021年9月上旬 1. Yukidoke (Shin-ichiro Mochizuki) 2. From the Sky (Shin-ichiro Mochizuki) 3. Alice (Shin-ichiro Mochizuki) 4. Soil and Water (Shin-ichiro Mochizuki) 5. Waltz for Debby (Bill Evans) 6. The Third Destination (Shinya Fukumori) Produced by Shin-ichiro Mochizuki A&R / Product Planning : Jyoji Sawada (Unknown Silence) 望月慎一郎 Shin-ichiro Mochizuki / Piano 福盛進也 Shinya Fukumori / Drums ミロスラフ・ヴィトウス Miroslav Vitous / Contrabass Produced by Shin-ichiro Mochizuki A&R / Product Planning : Jyoji Sawada (Unknown Silence) Recordied at PICCOLO AUDIO WORKS Recording & Mixing Engineer : Shinya Matsushita Mastered at studio BOSCO ,Shiga Mastering Engineer : Takashi Mori [BOSCO MUSIC,Unknown Silence] Photo by Yoko Mochizuki Art direction & Design:Hi-Fi Company Ltd. ( Tom Mizuta ) Special Thanks Acoustic technology assist for piano : Ryoji Nagata (WELLFLOAT) 赤松敏弘さんのレビュー https://note.com/jyoji_sawada/n/nf64301da445d
Quiet Answer Trio [ Romeo Azul ] UKSL-0007
¥2,200
ショーロクラブ の沢田穣治が立ち上げたレーベル アンノウンサイエレンスからの新しいリリースです。 沢田穣治、鈴木大介、馬場孝喜が奇跡的に集まり結成されたトリオ『Quiet Answer Trio』 のファーストアルバムです。 鈴木大介氏は作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、ソロ・リサイタルのみならず、現代音楽の初演やアンサンブル、コンチェルトなどでの明晰な解釈力と洗練された技術によって常に注目を集める 。 今一番注目されているクラシックギタリストです。 馬場孝喜氏は10年以上の沢田の盟友であり重要な作品には必ず馬場孝喜のギターが聴かれるほど 沢田音楽の要のサウンドを担っているジャズギタリスト。 こんな素晴らしい音楽家が集ってユニットを結成したことはかなり奇跡 今後の活動はトリオの演奏にかかわらずシンガーとのコラボなども進めていければと思っています。 [ Romeo Azul ] Quiet Answer Trio UKSL-0007 UKSL_0007_Quiet Answer_Trio https://www.unknown-silence.com/uksl-0007 タイトル: [ Romeo Azul ] / Quiet Answer Trio 価格:¥2,200 (税込) 規格番号:UKSL - 0007 POS/JAN:4525118092267 CD発売:2021月9月1日 Tunes他デジタル配信:2021年7月26日 https://columbia.jp/prod-info/COKM-43258/ 01 The River / composed by Daisuke Suzuki 02 Romeo Azul / composed by Jyoji Sawada 03 NINA / composed by Daisuke Suzuki 04 予感 / YOKAN / composed by Jyoji Sawada 05 羅針盤 / RASHINBAN / composed by Jyoji Sawada 06 まどろみ / MADOROMI / composed by Jyoji Sawada 07 汀の花 / MIGIWA NO HANA / composed by Daisuke Suzuki 08 おかえり/ OKAERI / composed by Produced by Jyoji Sawada Co-produced by Takashi Mori [ Romeo Azul ] Quiet Answer Trio UKSL-0007 UKSL_0007_Quiet Answer_Trio+.jpg 沢田穣治 Jyoji Sawada / Contrabass 鈴木大介 Daisuke Suzuki / gut guitar 馬場孝喜 Takayoshi Baba / electric guitar Produced by Jyoji Sawada Co-produced by Takashi Mori Recorded at studio BOSCO ,Shiga Recording ,Mixing & Mastering Engineer : Takashi Mori [BOSCO MUSIC,Unknown Silence] Photo by Jyoji Sawada Art direction & Design:Hi-Fi Company Ltd. ( Tom Mizuta ) Special Thanks Motori Romanza studio BOSCO Beulmans Yoshioka
[ Tempo Caótico ] Nowhere Chamber Ensemble UKSL-0006
¥2,200
人気アニメシリーズ「 ARIA」で出会った二人の音楽家による室内楽 Nowhere Chamber Ensemble 1st album “Tempo Caótico” 動画 ウンディーネ https://youtu.be/pdbvnoLroOc ある休日 https://youtu.be/T5ZI5GKf4iU 特典です! Nowhere Chamber Ensembleのポストカード せっかく作ったので20枚限定ですがプレゼントさせていただきます。 Nowhere Chamber Ensemble [ Tempo Caótico ] UKSL-0006 210407_UKSL_0006_NOWHERE_CHAMBER ENSEMBL Nowhere Chamber Ensemble 叙情的で儚く美しいサウンド。 発売日 2021年6月13日 アーテイスト Nowhere Chamber Ensemble タイトル Tempo Caótico バーコード 4 525118 091338 LABEL Unknown Silence 規格No. UKSL 0006 FORMAT CD 税込み販売価格 2200円 「ARIA」で出会った窪田ミナ、沢田穣治が素晴らしいメンバーと共に 結成した室内楽アンサンブル のファーストアルバム。 アンサンブルのために書かれた作品の他アニメシリーズARIAから 「逆漕ぎクイーン」「ウンディーネ」が新たなアレンジで収録されています  http://unknown-silence.com/uksl-0006 credit produced by Jyoji Sawada (Unknown-Silence) & Mina Kubota co-produced by NOWHERE CHAMBER ENSEMBLE Rec at MOURI ART WORKS STUDIO [ MOURI ART WORKS STUDIO] Recording. Mixing. Mastering Engineer by Takehiko Kamada Photo Jyoji Sawada special thanks Nobuyuki Oikawa 笈川 信之 Junichi Yajima 矢島 潤一 MotoriRomanza モトーリロマンツア Yasuno Sato 佐藤恭野 Makiko Kuwazuru 桑鶴麻氣子 Yuko Mori AlfaRomeo Giulia GT 1300jr アルファロメオジュリア Aria Company ARIAカンパニー ■どこにもない音を目指して辿り着いた特別な場所。何も決めずにお互いが書きたい曲を持ち寄ったけれど不思議とそれぞれの曲がその場所にしっくりと馴染み、演奏する度に緊張と安堵が重なり合う独特な空間を創り出しているよう。室内楽の響きが誘う、今ここにしかない異世界へようこそ。窪田ミナ ■素晴らしい縁(えにし)によって繋がリ活動を始めたNowherChamberEnsembleのデビューアルバムです、そして沢田がそれまで「架空線上の音楽」で行ったチェンバーミュージックとサウンドコラージュを使った実験的な事も含めて、長年妄想を続けて来た多様性のある室内楽の本質部分が具現化されました。それは作曲家窪田ミナさんとの出会いによって一気に進めることができ、今思えば機会を与えてもらったARIAシリーズには感謝です。 そしてここに集まった素晴らしい音楽家たち。そしてアンサンブル の名前には二つの意味があります。最高の音楽家6人による「どこにもない」「ここにしかない」音楽を 是非味わっていただければ幸せです。 次作の妄想も、今回のアルバムで明確になった記念すべきものになりました。 沢田穣治 ■沢田さんの強烈スパイシーな曲たちとミナさんのちょっぴりスパイシーな曲たち、どちらもとてつもない美しさ、抱きしめたくなるエモさに満ち溢れているよ。それからリハがめちゃくちゃ楽しい。まだ数えるほどしかライブしてないのに幼馴染みたいな気がします。まだまだポテンシャルのあるこのバンド、乞うご期待! 向島ゆり子 ■6人の音楽の化学変化にいつもわくわくしながら演奏しています。ライヴを聞いているような臨場感たっぷりのアルバムです。法橋泰子 ■生楽器の音色、音量が全て演者のコントロールによる本当のアンプラグドアンサン ブル。 沢田さんの濃い藍色、ミナさんの透明な水色をベースに様々な景色が展開されてい く、そんなアルバムだと思います。 沼直也 ◼️ メロディの隙間から光が差し込み、心が浄化されていくような美しい窪田ミナさんの曲たち。音と音とがぶつかり合い響きが立ち込め、その余韻が美しく残る沢田穣治さんの曲たち。 タイプが違うのに共通する純粋さと美しさを噛みしめ、弾く歓びを感じて音を出す。そんなアンサンブル。橋本歩
東京タワー。/ 松原里佳
¥2,750
本作は、自身のイントロダクションアルバムとして、沢田穣治(CHORO CLUB)をプロデューサーに迎え、オリジナル8 曲、カバー曲(七尾旅人作曲サーカスナイト)1曲を収録。 沢田サウンドの要である ミュージシャンとエンジニアたちの強力なサポートを得て、 全ての楽曲が見事に映像化されたと言っても過言ではない極上のアルバムとなった。 JazzやWorld系音楽を好む層にも受け入れられる日本語のアル バムと言える。 Produced by 沢田 穣治 / Jyoji Sawada (Unknown-Silence) Enginear 鎌田 岳彦rec at SOUND CITY STUDIO Licensed by TOKYO TOWER disk union より引用。 https://www.unknown-silence.com/uksl-0005
Machiko Takagi Kafu Nu Suma 〜果報ぬ島〜
¥2,200
石垣在住の隠れた逸材 八重山への思いを唄い続けてきた高木真知子 ファーストアルバムです。 八重山で古から唄われている古謡が、彼女の心と身体を通し八重の島々に響きます。 西表、石垣での日々の暮らしの中で 生まれたオリジナル「あわうた」「ひふみ祝詞」も必聴!! YouTubeで「あわうた」のご視聴も可能です✨ https://youtu.be/T6XmKw5deyU
モノクロームな極彩色 / 沢田穣治&山本亜美
¥2,200
アルバムジャケに伊藤若冲末裔,伊藤謙冲さんのご好意により 『伊藤若冲作南天雄鶏図」から海洋堂 造形師古田悟郎氏の 制作フィギュアをジャケに使わせていただきました。 伊藤若冲の作品からインスパイアされた二十五絃箏楽曲「モノクロームな極彩色」を収録、 このアルバムは若冲末裔,伊藤謙冲さんのご好意により 『伊藤若冲作南天雄鶏図」から海洋堂造形師古田悟郎氏の 制作フィギュアをジャケに使わせていただきました。 商品詳細 https://www.unknown-silence.com/uksl-0003-2 「モノクロームな極彩色」 作曲 / 沢田 穣治 モノクロームから感じるシンプルさを描ければと思って作品に取り掛かりました。単色だからこそ想像を掻き立てられ、その本質には鮮やかな極彩色の絵を描く秘密が隠されているのでは、そしてまた極彩色の中にもモノクロームの表現と同じ本質を見ることができます。深く洞察することでその本質は独立するも、それぞれが糸で繋がっているかのように思えてきました。その思いは伊藤若冲の絵にも感じ感銘を受けました。そして自分にも音楽でも描けないかとの思いを音で綴った作品になりました。モノクロームな極彩色な音になっていることを祈りつつ。 - プロデュース 沢田穣治 (Unknown Silence) - 沢田穣治 [ コントラバス . ピアノ(06) ] - 山本亜美 [ 二十五絃箏 ] - 録音 + ミックス + マスタリング at studio Bosco滋賀 森崇(Bosco Music. Unknown Silence) - アートディレクション & デザイン 株式会社ハイファイカンパニー (水田十夢 & 入江澄穂) - 写真 白川重基 【フィギュア造形】 「伊藤若冲作南天雄鶏図」古田悟郎(海洋堂) 【special thanks 】 株式会社海洋堂(古田悟郎、白川重基、宮脇修一) 伊藤謙、長谷川 義則
Closeness Ensemble of Kyoto / WaBaSaTa Ⅱ
¥2,200
古都に集う表現者による麗しく静寂な音宇宙 規格外の音楽家沢田穣治(cb)と古都に縁りの高木正勝(pf)、渡辺 亮(per)、馬場孝喜(g)を集い結成した“Closeness Ensemble of Kyoto"のセカンドアルバム。 沢田穣治が長年思い描いてきたECMをマイルストーンにした表現の到達点的でもあります。 4人の役割が生かされ、大地の静寂の中で鳴り響く音宇宙によってもたらされる未知なる存在のフィルターとなる奇跡の瞬間がここにある。 [ WaBaSaTa Ⅱ ] Closeness Ensemble of Kyoto UKSL-0002 https://www.unknown-silence.com/uksl-0001-3 タイトル: [ WaBaSaTa Ⅱ ] / Closeness Ensemble of Kyoto 価格:¥2,000 (税抜) 規格番号:UKSL - 0002 POS/JAN:4525118087935 CD発売:2020月9月1日 iTunes他デジタル配信:2020年8月19日 https://columbia.jp/prod-info/COKM-42807/ 01 Oração da manhã 02 World begins to move 03 Time Rag 04 A stray person or thing 05 Go off on/at a tangent 06 Road to the future- 07 Hora monocromática 08 Silence - プロデュース 沢田穣治 (Unknown Silence) - コ・プロデュース Closeness Ensemble of Kyoto, 森崇 - Closeness Ensemble of Kyoto 沢田穣治 [ コントラバス ] 高木正勝 [ ピアノ ] 渡辺亮 [ パーカッション ] 馬場孝喜 [ ギター ] - 録音 + ミックス + マスタリング at studio Bosco滋賀 森崇(Bosco Music. Unknown Silence) - アートディレクション & デザイン 株式会社ハイファイカンパニー (水田十夢 & 入江澄穂) - 写真 森崇 沢田 穣治 (音楽家) “Closeness Ensemble of Kyoto”沢田穣治が思い描いてきたECMをマイルストーンにした表現の到達点でもあります。京都に移住した頃、「規格外の音楽家」として雑誌に取り上げていただく機会がありそれ以後キーワードにしております。「規格外」その始まりは少年時代に開催された万博での体験がわたくし沢田の人間形成の原点になっています。武満徹氏の音楽と出会い、バシェ音響彫刻と出会い、岡本太郎氏の太陽の塔と出会い、世界の現代音楽と出会い、民族音楽と出会い、出会いをあげれば枚挙に遑がありません当時の体験が今思えば垣根なく表現をする「規格外」の所以、未知の物への想像の出発点になったと思います。その後、より自由であり静寂でありシンプルである美しい音楽、弊社レーベル名にもなったUnknown Silenceな音楽との出会いがありました。それは西ドイツミュンヘン発信のECMというレーベルでした。いままで自分が求め溜めていたものが一気に噴出されるが如く毎回発信される音楽に心酔しました。音楽的な魅力とともに録音されたアルバムの一貫したコンセプト、独特のECMサウンドに嵌っていきました。その青年期に培った音楽感からか、以来、多種多様な音楽に魅せられ制作させていただける機会を沢山頂くようになり、気がつけば自分自身がカテゴライズできない音楽家になっていることに気づいた訳でもあります(笑。 さて“Closeness Ensemble of Kyoto”に関してお話を戻します。長きに渡り音楽に関わり世界に発信でき得る日本ならではの音楽は何なのかと模索し続けてきました。もちろんショーロクラブ の活動は今もその最たるものでありますが、若き日に出会ったECMの音楽をマイルストーンとするヴィジョン、それが何と京都に移住したことにより全ての要素が重なり結実しました。それは琵琶湖を臨むstudio BOSCOにて映像音楽の制作に集まった音楽家(高木正勝 pf 、馬場孝喜 g 、渡辺亮 perc 、沢田穣治 cb)により生まれた“Closeness Ensemble of Kyoto”であります。 スタジオ主宰のエンジニア森崇氏の音の役割も多大で思い描き求めてきたサイレンスな音楽を発信出来るアンサンブルが誕生いたしました。“Closeness Ensemble of Kyoto” 「WaBaSaTa II」耳を澄ましそっと気持ちを添えて聴いていただければです。 Beautiful and quiet sound universe by the artists who gather in the ancient city. Closeness Ensemble of Kyoto As a milestone, this is the goal of the expression that Jyoji Sawada envisioned with ECM. When I moved to Kyoto, I had the opportunity to be featured in magazines as a "nonstandard musician," and I have used it as a keyword since then. “Nonstandard” At the beginning, my childhood experience at the Expo was the origin of my character building. I met Toru Takemitsu's music, Bache sound sculpture, Taro Okamoto's Tower of the Sun, contemporary music in the world, and folk music. I have experienced so many encounters. I think that the experience at that time was the reason for "out of the standard" that expresses without barriers. I think that was the starting point for the imagination of the unknown. After that, I met more free, quiet, simple and beautiful music, "Unknown Silence" like music that became the name of our label. It was a label called ECM from Munich, West Germany. It seems that what I have accumulated until now is blown out at once. I was fascinated by the music that was sent each time. The album with a consistent concept was recorded with musical appeal and I got into a unique ECM sound. With the music feeling cultivated in my youth since then, I have been given many opportunities to be attracted to and produce a wide variety of music. I then realized that I became a musician who could not categorize. lol Now back to the Closeness Ensemble of Kyoto. I have been involved in music for a long time and I have been searching for the music that is unique to Japan, the music that can be sent to the world. Of course, Choro Club's activities are still the best. However, as a milestone, the vision of ECM music that I met on a young day and all the elements overlapped and resulted in fruit when I moved to Kyoto. It is the Closeness Ensemble of Kyoto born by MasakatsuTakagi pf, Takyoshi Baba g, Ryo Watanabe perc, Jyoji Sawada cb. These musicians gathered at a studio BOSCO overlooking Lake Biwa, for video music production. Takashi Mori, the engineer of the studio, also plays a huge role in the sound. Due to that, we have created an ensemble that can transmit the silence music that I have envisioned.
Ensemble Sonora Baschet Sound Sculpture [Wind blows from west to east ]
¥2,200
Ensemble Sonora Baschet Sound Sculpture [Wind blows from west to east ] 1970年大阪万博で展示されたバシェ音響彫刻の修復プロジェクトの中で生まれた 京都市立芸大の研究チーム結成されたアンサンブルソノーラ。 録音には七色のボイスを駆使した歌姫「おおたか静流」がゲストで参加 素晴らしいバシェ音響彫刻とのコラボを展開! アルバムには音楽家沢田穣治作曲によるロームシアターで初演された [Wind blows from west to east ](西から東へ風が吹く)が収録されている。 以下沢田ライナーノーツ 少年期の沢田が大阪万博で体験したバシェ音響彫刻の響き。そして太陽の塔。万博会場の至るところから流れる不思議な音楽、当時の少年の感性に多大な影響を与えたことは疑いもなかった。 それは幼少期から手塚治虫の漫画で培われてきた死生観とリンクしその限りない宇宙、生命、この世界を創造した大きな存在への畏敬を感じ出し、その無限の恐怖と命の儚さを想起させる異様な存在感の太陽の塔とともに万博で触れたバシェ音響彫刻の響き、そして名も知らずに聴いた武満徹作品。 その体験こそ音楽による自分探しの旅の始まりだったように思います。 その後歳を重ね当時の音響彫刻との出逢いが忘れられず96年頃音響彫刻がどのような状態なのかと思い万博記念館を訪ね、資料も探しました。 思い果たせず翌97年、万博へのオマージュのアルバム「EXPO’70」を発表。 収録曲には、少年期に聴いた音響彫刻の響きの記憶を辿り、すでに聴くことが叶わない響きを想起し制作した「鉄音の記憶」があります。 高度成長期、未来への希望に溢れ大人たちが生き生きしていたことは子供の自分にも伝わってきましたし、そのような素晴らしい大人達がいたことは子供達に素晴らしい夢を与えた事は間違いありません。 そして長年のささやかな思いは叶うと言いますか、数年前京都に移住したことで思いがけずバシェ音響彫刻の修復プロジェクトを知りそして当時バシェのアシスタントとして関わった川上格知さんにもお会いでき素晴らしい出逢いと再会の機会を与えられました。 40数年を経てバシェのプロジェクトに参加できたこと、この上ない喜びと共に感謝です。 アンサンブル ソノーラ バシェ音響彫刻 1[ Noise from another Dimension ] composed by Ensemble Sonora 2 [Monotone] composed by Ensemble Sonora 3 [Paintings that can only be seen from Afar ] composed by Ensemble Sonora 4 [Wind blows from West to East 1st movement ] composed by Jyoji Sawada 5 [Wind blows from West to East 2nd movement ] composed by Jyoji Sawada 6 [Wind blows from West to East 3rd movement ] composed by Jyoji Sawada 7 [Invisible Garden ] composed by Ensemble Sonora 8 [Voz Sagrada] composed by Ensemble Sonora. Sizzle Ohtaka produced by Jyoji Sawada co.produced by Takashi Mori , Ensemble Sonora ensemble sonora 沢田穣治 Jyoji Sawada 渡辺亮 Ryo Watanabe 岡田加津子 Kazuko Okada おおたか静流 sizzle ohtaka [ Voz sagrada (voice) ]  Recorded at 京都市立芸術大学 Recording. Mixing. Mastering :森 崇 Takashi Mori product planning :Jyoji Sawada. Takashi Mori. Ensemble Sonora art direction & design:Hi-Fi Company Ltd.(Tom Mizuta & Sumiho Irie) UKSL-0001 UNKNOWN SILENCE Nowhere Music inc. バシェ音響彫刻「勝原フォーン」 演奏:「アンサンブル・ソノーラ」沢田穣治・渡辺亮 2020年5月1日 川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス」展の 展示空間のなかで収録された映像が公開されました。 緊急事態宣言延長で長らく閉館中でした 岡本太郎美術館ですが、解除に伴い6月1日から開館予定になりました。 開催中のバシェ音響彫刻「音と造形のレゾナンス」展も観れるようになります。 ■限定10枚です! 7月12日まで開催される岡本太郎美術館 でのバシェ音響彫刻「音と造形のレゾナンス」展の開催中購入された方に入場券をプレゼントします!! https://www.youtube.com/watch?v=91jh3OvW-w4&feature=youtu.be
Closeness Ensemble of Kyoto WaBaSaTa
¥2,500
実り豊かな、音楽の楽園。装飾的な即興性を重視し、生まれた旋律の原理が支配する麗しい音の宇宙。規格外の活動で独自にシーンを牽引してきた鬼才「沢田穣治」が古都に集った創作家 たち、高木正勝(pf)、渡辺 亮(per)、馬場孝喜(g) と『大地の祭礼』を催した。親密な音の往来に分 け入り、未知の喜びを感じることのできる奇跡 ! https://www.youtube.com/watch?v=VxFeqJgiizI&feature=emb_logo 【TRACKS】 01. Beginning of history 1:07 02. Insects wake up in spring 6:19 03. Spring breath 5:08 04. Noite enluarada 5:56 05. Como o tempo passa 5:44 06. Cavalo azul 6:07 07. Beginning of a strange time 1:45 08. Strange time 7:33 09. pureza 7:31 10. Closeness 5:27 Produced by Closeness Ensemble of Kyoto Concept leader: Jyoji Sawada All Music written by Closeness Ensemble of Kyoto (except Tr. 02, 10 Maiko + Closeness Ensemble of Kyoto) Closeness Ensemble of Kyoto are : Jyoji Sawada: contrabass Masakatsu Takagi: piano Ryo Watanabe: percussions Takayoshi Baba: guitar Recorded at studio BOSCO, Shiga Recording, Mixing & Mastering Engineer: Takashi Mori (BOSCO MUSIC) A & R Director / Product Planning: Makoto Miyanogawa (SONG X JAZZ Inc,.) Cover photo: Kiyotaka Yaguchi “Mabui” Reincarnation of souls in the Yaeyama Islands. / Layout: fischiff VERLAG
NØ NUKES JAZZ ORCHESTRA 沢田穣治
¥2,100
SOLD OUT
すでに廃盤ですが 在庫が少しありました。 ときにグロテスクに、ときに美しく綴るポスト・フクシマの音風景。 ジャズに託された絶望と希望のマニフェスト。 2011.3.11- 巨大地震によって引き起こされた未曾有の事故から 1 年半。ジャズ はいま、何を語り、何を訴え、何を歌うことができるのか。鬼才コンポーザー / アレンジャー / ベーシスト沢田穣治がコンダクターをつとめ る「NØ NUKES JAZZ ORCHESTRA」(ノー・ニュークス・ジャズ・オーケストラ)。 沢田の呼びかけにより、旧知でもある芳垣安洋(ドラムス)、岡部洋一(パーカッション)をリズム隊に迎え、沢田のサウンドには必須の弦楽ストリングス・クアルテットと、あらたに 管楽器隊としてサキソフォビア、ピアノには南博、自身も長年在籍するショーロクラブ、深い共演歴のあ るヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、そしてヴォーカルには、おおたか静流 とアン・サリー、ベルギーからはエリック・レニーニ、フランス・パリからはノエル・アクショテ、英国からはサイモン・フィッシャー・ターナーが参加。 エンジニア陣には録音・ミックスに鎌田岳彦氏、マスタリングはオノ・セイゲン氏(サイデラ・マスタリング)を起用。 当代きっての辣腕を迎え、ときにグロテスクに、ときに美しく綴るポスト・フクシ マの音風景。ジャズに託された絶望と希望のマニフェスト。 ※ アルバム9曲目に収録されているアン・サリーをヴォーカルに迎えたソウル・フラワー・ユニオン、ヒート・ウェイヴのカヴァー曲「満月の夕」のビデオクリップです。主に2012年1月に行われたレコーディング・スタジオの様子を収めました。(ムービー撮影 : 三田村亮・栗原論、編集 : 栗原論 ) Production Note [NØ NUKES JAZZ ORCHESTRA] 制作ノート 2011年3月11日の東日本大震災以降、私たちは音楽家・沢田穣治氏を中心にさまざまなアーティストたちとともに、自分たちがこうした事態を前に一体何ができるのかを自問してまいりました。 そして、音楽に関わっている以上、言葉ではなく、音楽そのものを通じて、この1年半余りのさまざまな出来事や、個々人の感情、あるいは思考の起伏に、ひとつのかたちを与えることが、わたしたちにできることだと考えるにいたりました。 あわよくば、それが美しいかたちをとって立ち現れることを願いながら、本作の制作は進められました。ここには、言葉で結論づけられるような「答え」はありません。むしろ、聴かれた方の胸の内に何かしらの「問い」が宿るようにとの願いとともに、本作「NØ NUKES JAZZ ORCHESTRA(ノー・ニュークス・ジャズ・オーケストラ)」は出来上がりました。 <参加アーティスト> 沢田 穣治 : コントラバス 芳垣 安洋 : ドラムス 岡部 洋一 : パーカッション 馬場孝喜: ギター サキソフォビア 井上 "JUJU" 博之 : バリトン・サックス、フルート 岡 淳 : テナー・サックス、フルート 緑川 英徳 : -アルト・サックス 竹内 直 : テナー・サックス ショーロクラブ 秋岡 欧 : -バンドリン 笹子 重治 : ギター 沢田 穣治 : コントラバス 越川歩ストリングス・クアルテット アン・サリー : -ヴォーカル おおたか 静流 : -ヴォーカル ヘナート・モタ : -ヴォーカル、ギター パトリシア・ロバート-ヴォーカル、パーカッション ノエル・アクショテ : -ギター 東野珠実 : -笙 エリック・レニーニ : -ピアノ 中川瑞葉・ピアノ 南 博 : -ピアノ サイモン・フィッシャー・ターナー : -サウンドスケイプ 渡辺 亮 : -パーカッション < 録音データ > 録音 : 2012 年 1 月 5 日~9 日 サウンド・シティほか 録音 & ミックス・エンジニア : 鎌田 岳彦 ( foxyroom ) マスタリング : オノ・セイゲン ( サイデラ・マスタリング) 
カンタ・ジョビン 松田 美緒 + 沢田 穣治 with ストリングス Canta Jobim
¥2,500
日本を代表するブラジル音楽の鬼才の二人による ブラジルの大作曲家 アントニオカルロスジョビンへのオマージュ作品。 ストリングスのアレンジによってジョビンの世界に迫ります。 ライナーノーツ -そもそも、本作のアイディアはいつ頃できたものなんですか? 沢田穣治(以下:JS) 実は、それぞれがずっと長いこと温めてきていたアイディアなんです。ぼくはずっとジョビンの曲集をつくりたいと思っていたんだけれども、日本には歌える人がいないな、ってずっと思ってたんです。ところが今年、この人と一緒に仕事する機会があって、「あ、この人だ」と思って、それではじまった。 松田美緒(以下:MM) 私もブラジル音楽で一番最初に好きになったのはジョビンの曲で、ボサノバももちろん好きだったんだけけれども、シルヴィア・テリスとかエリゼッチ・カルドーゾなんかが歌ってるバラード、つまりカンサォンがすごく好きで、いつかそういう曲ばっかりを集めた曲をやりたいって気持ちをずっともっていたんです。 -いつ頃からですか? MM 10年前ですね。 -で、具体化したのが? JS ごく最近ですよ。やろうやろうっていいながら、ぐだぐだしているうちに体制も整ってきたので、夏くらいから本腰を入れてやりはじめました。もちろん、どういう音楽にしようっていうイメージはずっと温めてはありましたけどね。 -そのイメージというのはどういうものだったのですか? JS 室内楽的にやりたいということですね。ジョビン=ボサノバというイメージがあるけれど、そうじゃなしに楽曲としての魅力を全面に打ち出したかったんです。ハーモニーとメロディが絶妙なんですよ、ジョビンは。今回、アレンジしてみて、より一層そのことが再認識できました。アレンジをしようと思ったら、より深く曲を理解するじゃないですか。曲を理解したうえで、自分なりのものをどうやって加えていくかを具体的に考えていくわけですが、その過程で、納得するというか、「ほお」と感心するというか、そういう発見はずいぶんありました。実際にやってみた後では、やるまえにもっていたジョビンに対する当初の認識は、ずいぶん変わりました。「すごいなあ」、「やっぱり、この人しかいないんだなあ」という。 -そこのところ、もうちょっと詳しく教えていただけますか? JS 結局、これまでは、ずっとリスナーとしてジョビンに接してきていたということなんでしょうね。今は、彼のつくってきた作品を内側から「認識する」っていう感じですかね。うまく言えませんけど、「ああ、いいものを遺してくれたんだなあ」って、心の底から思うようになりました(笑)。 MM ジョビンの曲は聴いてる分には全然そうは聴こえないんですが、実はとても複雑なメロディーだったりするんですよ。複雑なのに、シンプルで美しくまっすぐに響いてくる。ですから、それをいかに自然に歌うかっていうのがとても大事なんです。ブラジルでは、これをなにごともないように自然に歌うわけですけど、その感覚で歌えないといけないんです。 -アルバムに収録した曲はどういう基準で選んだものなんですか? JS ふたりで、あれにしよう、これにしようって話し合いながら決めたんですけど、明確な基準はないです。ボサノバの方向にはあえて行かないっていう意識がそんなに強くあったわけでもないですが、メロディとハーモニーを重視して選んでいくと結果的にサンバ・カンサォンばかりになっちゃって、やっぱり、「ふたりとも、バラードが好きなんだな」ってことがわかってきて、ならばいっそのことサンバ・カンサォン集にしちゃえ、と。 -そもそもサンバ・カンサォンの曲と、ボサノバの曲って、音楽の構造上、違うんですか? MM 基本は、ボサノバはリズムとグルーヴを指すので、サンバ・カンサォンをボサノバで演奏することもできるんですけど、「イパネマの娘」みたいな感じにはならないんですよ。あれはやっぱりボサノバの曲なんですね。今回の作品で言うと、穣治さんがアレンジしたストリングスの存在が重要でしたので、その厚みとか豊かさに見合ったものを選んでいくと、やっぱりどうしてもカンサォンになってくるんですね。 -ストリングスのアレンジにおいて苦労した点とか、ありますか? JS 自分の色を出しすぎてしまうことによって、ジョビンの曲を壊してしまうことが一番怖かったですね。自分のなかのリスペクトをちゃんとアレンジのなかに反映させないといけないので、ある意味プレッシャーもありました。ですから、全体的に見ると、そんなには冒険はしていないんです。曲自体が素晴らしすぎちゃうから、ぼくの扱える技量のなかで最大限の敬意を払って作業したという感じです。 -松田さんはいかがですか? MM 私も同じですね。今回は自分のソロアルバムではなく、穣治さんとの共同プロジェクトですし、ジョビンというテーマを大切に扱いたいっていう思いは強くありました。ですから、発音も徹底的にカリオカ(リオ)の発音になるように細かいところまでかなり綿密にやったんです。カリオカの友達に手伝ってもらって、詩の朗読をかさねて、今まで「s」を「ス」って発音していたのを「シュ」で統一したりとか。というのも、今回取りあげた曲の歌詞は、ヴィニシウス・ヂ・モラエスだったり、ドローレス・ドゥランのものだったりと、もう歌えるだけで歌手冥利に尽きるというような名曲ばかりですから、自分の世界を表現するというよりは、ジョビンの世界をきちんと表現したいという気持ちが強かったんです。実際に新たに学ぶことばかりで、本当に勉強になりました。 JS ホントにそう。このアルバムをつくったことで知ったこと、理解できたことはいっぱいある。 -ジョビンが生きていて、このアルバムを聴いたら、何点くらいもらえそうですか? JS 「よくがんばりましたね」くらいですよ、きっと(笑)。ってか、生きてたら絶対やらないですよ、こんなこと。 MM えー、私は生きてたらお家に行って一緒に聴きたい(笑)! -実際、今回の作品において、どの程度までジョビンの遺したものに忠実なんですか? JS メロディとコードはほとんどいじってないですね。アレンジや間奏の形式といった部分は、定番といわれるようなものに即してやったものもありますけど、ストリングスの「積み」、つまり音の重ね方なんかは自分で全部考えました。とはいえ、どこまでがジョビン本人が残したものなのかを特定するのはなかなか難しく、その判断にはずいぶん悩みましたが、結果的には従来のやり方をあまり大きくは逸脱しないように心がけました。 -松田さんはいかがですか? 過去のレコーディングとかを参考にされたりは? MM 意識的に誰かのを参考にしたというのはないですね。やっぱり自分の感覚で歌わないと意味がないので。ただ、言葉の分けかたといった部分で、過去に聴いていた歌手の影響は無意識的にはあるかもしれませんけれど、意識して、というのはないです。むしろ、とにかくメロディーや発音、詩をどう言うかといったところに最大限に注意を払いました。 -いま伺ったお話を聞くと、もう1枚くらいはジョビン曲集がつくれそうですね。 MM 今回入れられなかった曲もあるので、絶対いつかやりたいって気持ちはありますし、ジョビンの音楽は、色んなアプローチが可能な、それこそ無限の宇宙みたいなものですから、そういうものとして、今後もさまざまなかたちでやっていきたいというのはありますね。 JS ただね、労力は大変なんですよ。ぶっちゃけた話、自分のアルバムをつくるよりも労力がいるんです。自分の曲をアレンジしたり演奏したりする場合は、自分のバランス感覚のなかでやればいいんだけれど、ジョビンという巨人が遺したこの偉大な遺産を傷つけちゃいけないと思いますし、それをアウトプットする責任とか怖さを感じながらの作業ですから、自分なりにとてつもなく神経を使うんです。振り返ってみると、アレンジの作業は、感動の連続でもあったし、同時に苦痛の連続でもありましたね。シンプルなコードにシンプルなメロディが乗っている曲のアレンジがまったくできなかったりとか。「どうしよう、どうしよう」って。だって、自分のアレンジで曲のクオリティが下がっちゃったらどうしようもないじゃないですか。せめて曲そのもの自体の良さがちゃんと伝わって、あわよくば、ぼくのアレンジによって、「この曲には、こんな側面もあったんだ」って思ってもらえればいいな、ってそんな感じですよね。やっぱりジョビンはレベルが違うんですよ、作曲家としての。 -アルバムの全体のイメージは、いわゆるブラジル的な南国的な印象とはちょっと違いますね。 JS 日本ではじめてのボサノバじゃない、ジョビン曲集ですから、リオのビーチのイメージじゃないことはたしかです(笑)。 MM わたしのイメージは、リオにあるチジュッカの森なんです。木々が鬱蒼と茂っていて、それぞれは南国の木なんですが、それらが折り重なることで複雑さが生みだされているっていう、そんなイメージです。光に満ちてはいるけれど、複雑な影のニュアンスがあって、それが精緻に構築されているような印象といいますか......ジョビンの曲って自然で開放的なんだけれども、同時に緻密なんですよね。ブラジルそのものです。生命力があって、そこにあらゆるものが含まれているような豊かさ、そういうイメージじゃないかと思っています。 interview: Kei Wakabayashi updated on August 31, 2010 Production Note [カンタ・ジョビン] 制作ノート 01. あなたがいたから - Por Causa de Você ( Dolores Duran / Antonio Carlos Jobim ) ドローレス・ドゥランっていう女性歌手が書いた歌詞で、大好きな曲です。とても女性的な歌で、ジョビンの曲のなかでもちょっと異質かなと思います。わたしのなかでは、どこか家庭的なニュアンスのある、さりげない歌だと思います。(MM) 02. 太陽の道 - Estrada do Sol ( Dolores Duran / Antonio Carlos Jobim ) これもドローレス・ドゥランの詩で、喧嘩をした恋人が、仲直りして太陽を見に行こう、って歌う歌です。これはとにかくメロディと歌詞とリズムの一体感がすごいです。(MM) ジョビンが弾き語りで歌ってるバージョンはあっという間に終わっちゃうんですよ。あっけないくらいに。なので、ここではちょっと自分の色を入れてやろうと思ってアレンジしました。6/8拍子 ともとれるし、2拍子とも3拍子ともとれるので、両方の要素を入れています。(JS) 03. モーホの嘆き- Lamento no morro ( Vinicius de Moraes / Antonio Carlos Jobim ) 映画「黒いオルフェ」のなかで使われた曲で、聴くたびに映画のシーンを思い出します。オルフェが死んだエウリディスを追って黄泉の国に行くストーリーですね。死んだ恋人の不在を嘆く、とても詩的な歌詞です。ヴィニシウスとジョビンがはじめて組んだのがこのときなんです。(MM) ジョアン・リラがギターで参加してまして、彼のギターのグルーヴが演奏の核になってますね。(JS) 04. あなたなしでは存在しない - Eu Não Existo Sem Você ( Vinicius de Moraes / Antonio Carlos Jobim ) ジョビンのなかでもっとも好きな曲のひとつで、歌詞はヴィニシウスです。シンプルなメロディだけど、深みがあって温かい。本当に偉大な曲だと思います。(MM) この曲のアレンジは考えました。シンプルすぎて難しいんです。ゼロで完成しちゃってる感じなので、そこに一滴自分の色を垂らすとそれで、曲が全部自分の色になっちゃうんですよ。曲のなかにいかにアレンジを沁みこませるか、そのアプローチの仕方で悩みました。(JS) 05. 最後の春 - Derradeira Primavera ( Vinicius de Moraes / Antonio Carlos Jobim ) 悲しい別れの歌ですね。正確に訳すと「最終章の春」ってニュアンスですが、メロディも哀切をきわめます。(MM) 20年前くらいに、ジョビンの曲とは知らずに聴いて「これはすごい歌だ」と感動した曲なんです。このプロジェクトをやることが決まったときにぼくが最初に挙げたのがこの曲です。「これ、歌ってね」って(笑)。(JS) 06. 白い道 - Estrada Branca ( Vinicius de Moraes / Antonio Carlos Jobim ) 名曲中の名曲ですね。「白い道 白い月/夜更けに あなたの不在が/歩いてく 歩いてく」。月を見ながら寒い町を歩くとぴったりですね。私はブエノスアイレスに行ったときずっとこれを歌ってました(笑)。(MM) 07. モヂィーニャ - Modinha ( Vinicius de Moraes / Antonio Carlos Jobim ) ヴィニシウスの名作ですね。心のなかが荒れ狂って、思うようにならない心を歌った、たったそれだけの曲なんだけど、メロディとの相性も素晴らしいんです。(MM) 「これ、私が歌ったらスゴイよ」って、彼女があんまり言うんで、「わかったわかった」って入れました(笑)。(JS) 08. あなたを愛してしまう - Eu Sei Que Vou te Amar ( Vinicius de Moraes / Antonio Carlos Jobim ) 昔から好きで歌ってきた曲ですけど、この歌詞って、普段の生活ではとても言えないような、歌でしか歌えない内容なんですね。こういう歌を歌うことで、自分のなかの何かが昇華されて、だからこそ生きていけるんだって感じがするんです。(MM) 09. ジェットのサンバ - Samba Do Aviao ( Antonio Carlos Jobim ) 飛行機がどんどん降下してリオに降り立つさまを歌った曲で、リオに帰っていくのが嬉しくて仕方がない、「会いたかったよ、リオ・デ・ジャネイロ!」っていう高揚感に満ちたです。この曲はジョビンが自分で歌詞を書いています。(MM) 大昔からジャズやっていた頃にやってた曲ですね。当時やってたジャズボサの曲のなかでも、これは、はじめて聴いた瞬間に「すっごいいい曲!」と感激したもので、思い入れもありますね。ジョビンが自分で歌ってるバージョンは曲の最後に「ヘイ、タクシー!」ってセリフが入るんですが、なんでタクシーなのかなって考えたら、空港に着いてタクシーを拾って家に帰るということだったわけです。(JS) 10. ルイーザ Luiza ( Antonio Carlos Jobim ) ジョビンが自分の娘に書いた曲で、歌詞もジョビンのものです。この曲のおかげで一時ブラジルでは「ルイーザ」って名前の女の子が一気に増えたといわれるくらいポピュラーな曲です。美しいセレナータで、結構難しい曲なんですけれども、ブラジルでとても愛されています。ジョビンの歌詞のセンスも素晴らしいです。(MM) interview: Kei Wakabayashi http://www.youtube.com/watch?v=UL4San_Ha5g 松田 美緒 Mio Matsuda 秋田生まれ、九州、京都育ち。ポルトガルの歌謡、ファドに自己表現の形を見出し、2003 年、リスボンに留学。ファドをはじめポルトガル語圏の様々な音楽文化を習得し、カーボ・ヴェルデに歌手として滞在。大西洋の音楽世界をテーマに、ブラジルのショーロの音楽家と作った「アトランティカ」(2005)でビクターよりCD デビュー。以後、「ピタンガ!」(2006)、「アザス」(2007)をブラジルで録音。アルゼンチン、ベネズエラなど現在はスペイン語圏にも本格的にその世界を広げ、現地のミュージシャンとセッションを重ねる。 2010 年にはウルグアイの巨匠ウーゴ・ファトルーソ(Pf)、ヤヒロトモヒロ(Per)と共に作り上げた「クレオールの花」を発表。同年8月は、国際交流基金主催で、ウーゴ・ファトルーソ、ヤヒロトモヒロとともに、アルゼンチン、ウルグアイ、チリのツアー、"TRANS-CRIOLLA"「響き合う地平の向こうへ」を開催し、各地の音楽、歴史と融合したその歌は、深い反響をよんだ。 在日地球人として、国境を軽々と越え続けるそのスケール感は圧倒的。時間と時間、土地と土地を繋ぎ、人々の普遍的な感情を歌うこと・・・これこそが松田美緒がもっとも大切にしていることであり、その歌声には彼女の旅する様々な地域の魂が宿っている。 沢田 穣治 Jyoji Sawada 作・編曲家、プロデューサー、ベーシストとして活躍。楽器はベースに限らず数種類の楽器も演奏。ショーロ・クラブでの活動と並行して、映画音楽・沖縄島唄・現代音楽・音響系作品の制作や、J-POPアーティストのプロデュースおよび作・編曲など、多岐にわたる音楽制作に携わっている。海外のアーティストとの活動も多く、サイモン・フィッシャー・ターナー、マルコス・スザーノ、アート・リンゼイ、ジャキス・モレレンバウム、ジョイスなど錚々たる音楽家との共演を果たしている。最新の演奏活動としては自身の室内楽アンサンブルユニット「架空線上の音楽(Baseof Fiction)」の活動、高木正勝氏(映像作家、音楽家)のツアーなどに参加。作曲家としては横浜市文化振興財団作曲家シリーズで 選出されたほか、2004年にはクラシック専門レーベル、 フォンテックから室内楽作品集『silent movie』もリリース。 2009年6月27日公開の20世紀FOX配給作品 「群青~愛が沈んだ海の色~」(中川陽介監督)の音楽監督も務める。 ベクトルの振り幅最大に、ジャンルやカテゴリーに囚われず、 沢田自らが五感で感じる演奏及び作曲に日々没頭中。
Silent Movie 沢田穣治 室内楽作品集
¥2,400
SOLD OUT
ポップを中心に演奏、作編曲、プロデュースと多彩な活動の場を持ちながら武満を尊敬しモダン作曲にも思い入れるという沢田の室内楽集。邦楽器によるピンク・フロイドやらジャームッシュ映画のもじりやら、あ、いつかどこかで、を喚びさます音の仕掛けが面白い。 志村けんさんのコントで邦楽器のための作品の一部が使われていることを最近発見しました。 最高の天才コメディアンのコント、そのBGMに使用されたことはほんと光栄でありました。 ブラジル系室内楽トリオ ショーロ・クラブのコントラバス 奏者であり、作編曲家としても幅広いジャンルで活躍している沢田穣治。彼が書き溜めていた“現代音楽”を収録。独創的な響きを持った興味深い作品群。 収録曲 1.NANA 2.Petal 3.Motif 4.吹けよ風、呼べよ嵐(ピンクフロイド) 5.Overture 6.点と○とポーズそして、John L.との関係は単純ではありません 7.Bonevillage 8.Evoke 9.リトルトーイズ 10.時の上に寝そべる 11.Memories of N.Rota 12.サイレントムービー 13.光速不変の紙ひこうき 14.Epilogue musicians 1.古部賢一(オーボエ)、鈴木大介(ギター) 2.梅津和時(クラリネット、バス・クラリネット)、城戸夕果(フルート、アルト・フルート)、岡部洋一(パーカッション) 4.Kokoo:中村明一(尺八)、八木美知依(琴)、丸田美紀(十七弦) 6.工藤美穂、望月遼子(ヴァイオリン)、小原直子(ヴィオラ)、望月直哉(チェロ) 8.ダニエル・イアン・スミス(ソプラノ・サックス)、藤本隆文(マリンバ) 9.工藤美穂(ヴァイオリン)、小原直子(ヴィオラ) 10.田辺頌山(尺八)、栗林秀明(十七弦) 12.工藤美穂、城戸喜代(ヴァイオリン)、小原直子(ヴィオラ)、四家卯大(チェロ) 13.Kokoo:中村明一(尺八)、八木美知依(十七弦)、丸田美紀(琴)
三原淑治 / JIN JIN
¥1,500
三原淑治(ギター)沢田穣治(ベース)渡辺亮(パーカッション)3人のユニットによるアコースティックアルバム。 ジャズ、民族音楽、現在音楽などの様々な要素を含みながら気持ちの良いサウンドを聴かせる。 TOKYO MX ヒーリングタイム&ヘッドラインニュースBGMとしてこのアルバムの収録曲が流れております。 ヒーリングタイム&ヘッドラインニュース|TOKYO MX https://s.mxtv.jp/music/bgm/index.html?id=332546 @TOKYOMXより